プランツカタログ
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16P01音音音音音音音音音音音音音あなたの「こだわり」をオンリーワンが庭で表現します!自然のリズムを感じ取る書家・創作家石原恵子さんが欲しい庭は? 書道を始めた小学生の頃から、現在まで筆に触れなかった日はないくらいという石原恵子さん。今は書家としてだけではなく、同じように筆を使う磁器の絵付けや、和紙での作品作りなどアーティストとして様々な作品を創作されています。 書の世界は、一気に書き上げるために集中力をいかにコントロールすることが大切なポイントですが、絵付けは逆に繊細な彩色を入れていくため、持続する集中力が要求されるお仕事。「創作のチャンネルがそれぞれ違うようで、個々の仕事を切り替えながら行うことが、気分転換にもなって楽しく向き合えるんです。」 そんな石原さんにとってお庭は、仕事がひと段落した時に緊張や疲れを解くために、陽の光や雨や風の音、小鳥のさえずり、虫の音など自然が作り出す音に癒してもらう大事な場所。「何もせずじっと庭を眺めていると、夏は蝉の抜け殻をカチカチと食べるスズメバチの音やナメクジが落ち葉を食べる音、野鳥の会話が聞こえたりするんです。」 逆に集中力を高める時も、お庭から聞こえる自然のリズムがとてもいい振動となって新しい作品づくりのためのインスピレーションを頂くそうです。 そこでさらに自然の音を感じることのできるお庭のデザインを、里山風景を得意とするガーデンデザイナーの山田亜生さんにプランしていただきました。石原恵子さん書家・絵付け作家・アーティスト「アトリエ・リジュ」主宰創作の原点は「自然からの鼓動」、そのかすかな息遣いを感じ、作品に表現する。レストランや店舗の装飾をトータルにプラン・制作を行う。絵付け作品は毎年百貨店で行われる、個展で多くのファンを魅了している。■春・夏・秋・冬、それぞれの季節をしっかり感じることができるお庭■眺めて楽しめるだけではなく、少しでもいいので果実や野菜の収穫も楽しみたい。■深夜まで続いた仕事が終わって、ほっとしながら見る夜の庭が大好きなので、ほどよい光でライトアップされた夜のお庭を眺めながらゆっくりと時間を過したい。自然の音が聞こえるガーデン石原さんのオーダー料亭・和室の「掛け軸」絵付け作品(プレート)デザインを考えてくれたのは…gardenatelierentr-ancelivingkitchen山田亜あおい生さん京都生まれ。造園会社を独立後、地元の工務店と提携し、京都から滋賀エリアを中心に外回りデザイン設計を受け持つ。里山のような風景を得意とする。※詳しいご紹介はP.172で。石原さんがお庭に加えたい植物は?サルスベリドウダンツツジツリバナ ▶ P.56,121,160ミソハギ科の落葉中高木。別名「百日紅」(ヒャクジツコウ)。7~10月にかけて枝の付け根から先端に向かって花が咲く。ツツジ科の落葉低木。春には白色で釣り鐘のような5㎜ほどの小さな花が咲く。秋には葉がまっ赤に紅葉し、季節ごとに楽しめる樹木。ニシキギ科の落葉低木で、初夏には白い花が咲き、秋には裂けると真っ赤な綺麗な実がなります。ツリバナは花よりも実に観賞価値のある植物。
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