ガーデン&リビングカタログ
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叩く、曲げる、組み上げる。お客さまの想いとデザイナーのアイデアが、職人たちの手によって作品へと生まれ変わる。「カンカンカンカン!」。工房に響く、甲高い鎚音。一瞬の静寂。そして、再び激しい鎚音。そこには、真っ赤に熱せられた金属と、その形と温度を見極める、職人の鋭いまなざしがあります。「ロートアイアン」、日本語で「鍛鉄」。職人が、熟練の技術で鍛え上げ、仕上げる工芸品です。「ロート」とは「wrought」と綴り、「work」の過去分詞形。つまり、「打って作った」「念入りに仕上げられた」という意味を持ちます。鉄は、加工しやすく、焼き入れなどで硬度を高め、細い形状にも対応できる性質をもちます。そのためヨーロッパで、装飾性に富んだデザインのアイテムが製作され、住まいに取り入れられてきました。職人が、一瞬一瞬の判断で叩き、曲げ、形をつくり、ようやくひとつの「アイアンワーク(鉄の製品)」ができ上がります。「work」は、「仕事」そして「作品」という意味を持ちます。職人が技と魂をこめて作り、世に送り出す製品は、職人の「仕事」であり、「作品」なのです。ロートアイアンの特徴は、自由に優雅な曲線を作り出せることにあります。金属の性質を知り尽くした職人が、温度とタイミングを見計らい、手作業で湾曲させていきます。つまり、「こんな曲線で、こんな装飾のついた手摺がほしい」などお客さまの要望にデザイナーが設計し、職人が形にする。お客さまオリジナルの商品を、オーダーできる商品なのです。●実際の商品と写真は異なる場合があります。450G13
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