ガーデンカタログ

33/464

たちの手で積極的につくっているアメリカの人々の姿勢を、私たちは大いに見習うべきかもしれません。日本の住まいでは、ひとくちに庭といっても目的も仕立て方もさまざま。例えば、玄関前のアプローチを兼ねた庭は、お客様を気持ちよく迎えるために。和室から眺める坪庭は、四季折々の風情を感じられるように。バスコートは、入浴中に景色を楽しみつつ、適度な採光と風通しを得られるように設計されます。そして、メインとなる庭は、くつろぎや食事に活用できるアウトドアリビング、アウトドアダイニングとして。また、敷地にゆとりがない場合は、2階や3階にテラスやデッキを設置するなど、条件や目的に合わせてさまざまな庭を組み合わせることで、より豊かで快適な暮らしの空間を実現できるでしょう。アウトドアでお茶や食事を楽しむ場合、キッチン～庭の動線は短いほど便利。ウッドデッキを設ける場合も、リビングまで回り込まずにダイニングキッチンから直接出入りできるプランならば、配膳や後片付けがスムーズで、使い勝手がよいでしょう。さらに、ウッドデッキの近くにガーデンシンクや小さなコンロを設置すれば、庭で収穫した野菜を洗ったり、アウトドア料理を作って楽しむことも。青空の下、家族や仲間が集まって賑やかにテーブルを囲めば、その絆をいっそう深めることができるでしょう。眺める庭から、楽しむ庭へ。暮らしを潤す、さまざまな庭。033

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です